2009amanohashidate of Oitekebori Online

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最悪な道のりと、最高の景色。

”相方とのツーリングは恒例行事”

そう思うようになったのはもう5年も前の話だったと記憶している。
2002年の5月、初めて大阪へ行った時から、僕らの距離感覚は異常な方向へと進んだ。


2002年8月、「原付同好会おいてけぼり」結成。
第1回ツーリングは、当時大阪に住んでいた友達の家へ遊びに行くのが目的だった。
それから毎年のように夏には必ず二人でどこかへ出かけた。
大阪、紀伊半島、長野、四国、新潟。
CB50Sという古いバイクで、いろんなところを走り回った。

今年の春にも、福井県の三方五湖へと足を運んだ。

ところが、夏。

お互いの休みが合わず、開催を断念。
それからもしばらくどこへ行くことも無く過ぎて。


久々に予定を合わせた。
今回は第20回。

夏のツーリングを断念することになった時。

「じゃあ秋の京都かなぁー」

という話になっていて。
京都紅葉ツーリングと銘打って、心構えをしていた。
京都はしょっちゅう行っているから道もわかるし、一泊二日もあれば疲労も無い。余裕。

いつもなら事前の整備会みたいなのを開いて、いろいろ準備するのだが、今回”も”相方が忙しい、ということで、事前整備をすべて承ることにした。
やはり不安材料を抱えての走行は疲労が増す。

約一週間前に相方からCBを預かる。
そこで決まったツーリングプラン。

「天橋立」

京都市内観光では宿がもう取りづらい。行ったことの無い北京都。風光明媚な観光地。
相方の心が動いた。
奴が言い出せばどんな無茶でも僕が乗っからない訳が無い。
九州までカブでキャンプしに行った僕だ。東京まで1泊2日という強行スケジュールでカブで行った僕だ。
話はトントン拍子で決まった。ついでに「余裕」の二文字が頭から消えた。


日曜日と木曜日の二日に分けて整備を行う。チェーンおよびスプロケット交換、プラグ交換、電装系のチェック、テールランプの交換、ほかにも、フロントブレーキのスイッチの断線を直したり、走行テストを兼ねてガソリンを満タンにしたり。

自分のCBも、エンジンをかけ(これが一番大変)、キャブ調整をして、その他点検を済ませ、ガソリンを満タンにしておく。
動かなかったらカブで、と相方に言ったら即却下された。

やることはやった。バイクの調子はいい。

ツーリング前夜。
相方を駅まで迎えに行き、CBを取りにきてもらう。

そして当日を迎え。














・・・寝坊した。

午前7時、いつもの交差点で集合だった。
6時に目覚ましで余裕と思っていたのだが。
どうやら得意の二度寝をしたらしい。気づいたら6時40分だった。

相方に「おそよう」とメールした。
連絡がないので、とりあえず用意しながら電話してみたところ、つながらない。
前日も遅かったから疲れて寝てるのかとも思ったが、それは甘かった。

かかってきた電話に出たら、

「もうついた」

ことの顛末を説明すると、しばらくして「先に出発する」というメール。
適当に準備をして、家を飛び出す。

午前7時半、出発。もう朝からグダグダである。
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いつもの写真は手っ取り早く撮ってしまい、出発。
天気は悪いと言う話だったが、どうやら晴天の様子。出だしは好調だ(寝坊以外は)。


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相方は20分くらい前には出ていると思うので、当分追いつくことは無いだろう。
90ccのカブに勝るとも劣らないペースで国道1号線を西進。
走行中の予想通り、桑名にあるいつものコンビニにほぼ同着。ここまで40分。相方は1時間かかって来たらしい。


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相方は寒い寒いとしきりに言う。今回、朝慌てて用意してヒートテックを準備できなかった僕は、同じくユニクロ製のダウンにモンベルのアウターで全然寒くない。
コンビニでカイロを買った相方。家にハクキンを忘れた僕。




しばらく走って四日市。
右後ろに人影。

振り返ると。



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たかさんでした。
まさか捕獲されるとは思ってなかった。
22日、23日の日程で静岡県で青空フェスというカブオーナーのキャンプミーティングがある。
それに参加する為に神戸から自走中。

珍しいバイクだなと思って、すれ違った際に、HPで見たバイクだ、と思ってわざわざUターンして追走してくれたらしい。
すれ違ったことすら気づかなかった僕とはえらい違いだ・・・。
相方は、妙なバイクが追いかけて来たな、と思っていたとか。

まさか今日から移動してるとは思っていなかったのだが、後々参加者のブログを見ると、21日からほとんどの人が移動開始している様子。もっといろんな人に会ってもおかしくなかったのか。

ちなみに、滋賀県内ではhitoshiさんを見かけた。走行中のすれ違いであっという間だったので声もかけていないが。

少し話をして、魂として手持ちのKTCのオープンエンドスパナを一本渡した。少しはネタになっただろうか。

無事を祈って、お互い反対方向に出発。


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カブ乗りさんに一番会う確率が高いと思われた関宿では誰に会うことも無く。



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草津市でいつも気になっていたお店で昼食。
メニューは蕎麦。もうどんだけ好きなのかと。



で、あっというまに京都。
京都市内までは晴れてたんです。

そのまま五条通を西へ突抜け、9号線で亀岡へ。
京都市を抜ける頃に一気に曇り始め、道の駅ガレリア亀岡の手前でぱらぱらと降り始めた雨。

ガレリアに寄って、雨天装備着用。
カブだったら箱だから自分が服着るだけだけど、今回の積載はすべて鞄なので、カバーを手際よく装着していく。もういっその事、パニアケースでも買ってやろうかと思ったり。

あとはひたすら時間との勝負。
相方の話では夕食の事も有り、宿には5時半に到着した方がいいらしい。
まだまだ距離は長い。あまりのんびりもしていられないようだ。

京丹波で27号線に乗り換えると、渋滞の後、生々しい事故の後処理中。
くれぐれもこうはなりたくないものだ、と横目に京都府を北上する。

道の駅「和」で和もうとしたけど、この辺から寒さが有り得なくなって来てて、それどころじゃない。
だいたい、駐輪場っぽいところがなく、さらに屋根が無い。
トイレを済ませ、温かい飲み物を買ったらさっさと出発。

舞鶴に入ったところでもう一度トイレ休憩をはさみ、
宮津、天橋立目の前の宿についた頃にはもう既に真っ暗になっていた。


相方が、「で、宿ってどんな名前だったっけ?」というボケをかましながら。
僕は宿の前で停まったのに、相方は見事に通過してしまうというボケをかましながら。

無事、宿到着。

寒かったので先に風呂はいかがか、と店の人に言われ、実際寒かったのでそうさせてもらう。
客が少ないからか、お風呂も1カ所しかわかしていないから、そっちへ入ってくれ、と言われたので。








まさかの女湯。
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ともかく、暖まってから夕食である。

夕食は予約しておいた「ボタン鍋」。イノシシである。
店の主人が直々に猟に出て狩ってきたイノシシをさばいて食べられるそうである。
新鮮なマジ肉である。

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出汁は味噌ベース。
肉の味は、やはりというか、豚に近い。
そして、野菜がおいしい。んで、多い。

大半が相方の胃袋に収まる中、普通に1人前程度を食べた。

食べ終われば即やってくる睡魔。雨の中の走行、寒さ、それに久々の慣れない乗車姿勢で体にはこたえたようだ。少し話をしていたら、割とすんなり眠りに入ったようだ。


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一日目走行距離:268.8km


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二日目朝。快晴である。
本日はメインイベント、天橋立である。

朝食の際、ちょっとごたごたしたけれど、まぁ、それも思いでとしてとどめておこうと思う。
具体的には、朝食になかなか呼ばれなかった、ってだけの話。
塩昆布は美味かった。


宿の目の前はすぐに天橋立である。
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天橋立は、原付、自動二輪(125cc未満)は走ることが出来る。
なので、遠慮なく乗り込んでみた。


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こんな道である。
松並木である。
未舗装路である。

折からの雨で泥濘もある。
水たまりだけは避けていたが、やっぱりバイクは泥だらけになった。


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朝の空気と日の光、最高に気持ちいい。
ちょっと寒いけど。


中間辺りから動画を撮ってみた。



対岸までわたり終えたら次はケーブルカー、、、ではなく、リフトを使って傘松公園を目指す。
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リフト乗り場。いつでも乗れる、スキー場の一人用リフトのような物。


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股覗きしてみた。
画像は加工ではなく、実際に股覗き中に撮影。
見る人が見れば龍に見えるとか見えないとか。

どうみてもやはりただの松並木にしか見えなかった。

ただ、とにかく天気が良かったのがよかった。

下山して、土産を買ったら、帰路である。


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往路では暗くて見えなかった海。
天気はやや雲が広がっている。

道の駅「舞鶴港とれとれセンター」の横の出光で復路の給油を済ませる。

復路は来た道をひたすら戻る。

行きに気になった心強い地名
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写真を撮ったところで、お昼。というわけで、昼食。
綾部のマクドナルドにて。
ファーストフードをサクッと食べて、さっさと出発する。

園部辺りから雨が降って来た。
天気予報でも昼から降るような感じだったので、おそらく名古屋まで降り続けるのだろう。

冷たい雨に打たれながら、27号線、9号線を通り、亀岡の大渋滞を抜け京都市内へ。
東山五条を起点に烏丸通りあたりまで伸びるおかしいくらいの大渋滞も相方のすり抜け術で難なくパスして、京都市内をあっという間に抜ける。寄り道は無し。

滋賀県内に入れば、そこから名古屋までは勝手知ったる道。今度は僕が先行してすり抜け。
ノンストップで道の駅あいの土山まで走る。

寒さでトイレトイレと言っていた僕も、帰りは我慢していたが、ここで限界だった。
トイレ休憩をして、峠越え。
もう暗くなっているので、持病を持つ相方の目が心配だったが、なんだかんだ言って爆走する相方を見て、とりあえず大丈夫か、と思いながら、ペースを合わせて走る。

雨で浸水被害がひどい相方。寄り道なんてする気は全くなく。
名古屋市内でそのまま流れ解散。

我が家についたのは午後8時過ぎだった。

家に帰ったら、干す物を干し、ツーリング終了。

やはりやや前傾姿勢になるCBは長距離向きではない気がする。
今までよくこのバイクで四国とか行ったよな、、、とふと思った。

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【リザルト】
二日目走行距離:275.4km
総走行距離:544.2km

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